以前からブログでちょい出ししてきたこの生地。
「あの生地は何だ?」と眠れぬ日々を過ごしてきた方に朗報。
本日ついにこの生地の正体が明らかになります!!!!
近寄っていき・・・・・
そ
し
て
これがアメリカから送られてきたサンプル反の正体!!!!
コーンデニム社に今回ARCHIVEモデルの為に特注した
『BIG JOHN 60s DENIM 』!!!!!
コーンデニム社(旧コーンミルズ社)の創業は1891年、今から1世紀以上も前に生地を織り続けてきた伝統ある繊維メーカー。
ノースカロライナ州にある「ホワイトオーク・プラント」と呼ばれる工場で、22台の旧式力織機を動かし織られたのがこのデニム生地。
BIG JOHNとコーンデニム社の関係は1960年代の中頃に始まります。
世界一の品質と言われた旧コーンミルズ社の生地を使用し、高品質で本物のジーンズを作ることが当時の日本人の夢でありましたが、その夢を60年代中期にBIG JOHNは叶えます。
旧コーンミルズ社の生地を国内メーカーとして初めて日本に輸入し、「M1002」という品番のもと世にジーンズを送り出しました。
↓1967年当時の旧コーンミルズの生地を仕様したM1002
↓フラッシャー下部にはコーンミルズの会社名と住所が記載されており、
↓腰帯裏の織りネームには旧コーンミルズで織られた証明であるコーンファブリックマークが付いています。
その後も旧コーンミルズとの関係は続き、1972年にはBIG JOHN岡山本社に旧コーンミルズの方が来社されたこともありました。
↓1972年コーンミルズ来社の写真
来年の70周年の企画『ARCHIVE』では過去のM1002を復刻しますが、その60年代当時の旧コーンミルズの生地を徹底的に分析し、約半世紀ぶりに再現したのがこのBIG JOHN 60s DENIMというわけです。
この生地が完成するまでに糸・織り・染め、いろいろ壁にブチ当たってきましたが、こうして出来上がってきたのを見るとその苦労もどっかに吹っ飛びますね。
↓さてさて、2009年10月6日、岡山本社縫製サンプル室に届き、ついに開封することに!
↓テープをはがします
↓さらにはがします
↓「うりゃっ」
↓一同「オオオォオォォオオ〜」
↓もみもみ
14.5ozのちょい重めの生地だが、数値ほど重くは感じない。色は若干赤めで、染めは浅い。触った感触はペーパーライクだが、しっかりとしたハリがある。
キレイな青色で色落ちしそうな雰囲気たっぷり
うん、これまでBIG JOHNで使ってきた生地とはやはりどこか違う。
さぁこれを使ってサンプル作製に突入だ
このコーンデニム社のBIG JOHN特注生地については、11月30日発売の「Lightning」にてホワイトオークプラントで織られていく工程をドキュメンタリーでレポートしていますので、発売をお楽しみに!
ちなみに今回はビッグジョン70周年ということで12ページぶち抜きで来年のBIG JOHN企画を一挙紹介しています。 アーカイブのこと、アニバーサリーモデルのこと、そして来夏発売予定のニューレアジーンズのこと、来年のビッグジョンプロジェクトをお楽しみに
11月30日は書店へGO!!!!!!!!(※地域によっては遅れる場合があります)
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