「この古着は誰が着ていたんだろう」とそう思わされる時があります。
例えば先日デジタルアーカイブにアップしたこのデニムジャケット。
かなり着込まれていて、物語がいっぱい詰まってそうに感じませんか?
古着を買う時、もちろんサイズや状態などをチェックすると思いますが、
さらにポケットをチェックするとより古着選びが面白くなると思いますよ。
なんでかというとポケットの中には前所有者が取り忘れたメッセージが残っていることがあるからです。
いつものようにポケットを調べてみると、左胸ポケットに何か入っている。
だんだろうと取り出してみるとヘアピンが2本。
さぁここからが「推理」だ。
このジャケットは70年代ということもあって、髪の長い男性が着ていた可能性もなくもないが、ここは普通に考えて髪の長い女性が着ていたとまず判断する。
紙ラベルに印字しているサイズ表記は消えているものの、サイズは34といった女性サイズ。
まさに髪の長い女性説という線が濃くなってきた。
さらに手がかりがあります。
それはワッペンがはがされた痕跡が残っていること。
背中には「EAGLES」のワッペンが付いていたことがわかります。
しかも色のコントラストが残っていることがらある程度の長い期間ワッペンが付いていたと想像できます。
さらに左腕にも丸いワッペンの跡が。
ワッペンを最初に貼ったのは、前所有者の女性か、さらにその前の所有者かどちらかだと推理します。
しかし、背中にEAGLESと左腕に丸いワッペン をしていたが、気分が変わって無理矢理はがした気がします。自然にはがれた感じがしないんですよね。
推理1:70年代、髪の長い女性が購入し、当時の気分からワッペンを貼った。けれど時間が経ってワッペンが気分じゃなくなって 無理矢理はがした。
推理2:70年代、最初の所有者(男性?女性?)がワッペンを貼った。そしてそのまま2代目の所有者になる女性の手に渡った。けれどその女性はワッペンが気分ではなく剥がして着用していた。
推理3:上記以外のパターン。
はて、真相はいかに?
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