どもっ
2010年最初の小ネタ
何にしようかなぁ~
バックスタイルの顔でもある『紙パッチ』にしましょうか?
そもそも今回の3部作のラインナップでもそうなんですが、紙パッチが激しく変化していくんです。
その最終形態がこのJAPANモデル
細かいロゴ等の修正は別にして、現在でも続いているデザインなんです。
これぞBIGJOHNスタイルとでも言うべき紙パッチ
↓どーーんっ
一つは1970年~1985年まで使用された、ハイフン入りベースボールマーク
1984年に、会社名がマルオ被服株式会社から株式会社ビッグジョンに変わり、それを機にロゴも一新する為に1986年に今のハイフン無しベースボールマークに変化
今見てみると、文字が細くて独特の味があるんですよねぇ~。。。
『レトロ』って感じが
もう一つの特徴が、紙厚!
そもそもこの紙パッチという物はジーンズの為に作られていた訳ではなく、元々は革靴の踵部分やつま先部分に入れて形をキープする為に使われていた素材で、コチラメインで開発、改良されていった。
その為、紙パッチの再現は非常に難しい開発で、まずなかなか材料がみつからないんです
かといってジーンズメインで作ってもらうと、紙パッチに埋もれてしまうような大量のロットが、、、(涙)
そんな中、苦労して当時に限りなく近い物をピック!
この時代の一番の特徴である、厚みを再現
そのおかげで、加工でベルトによる擦れや色落ちを再現可能になりました
↓コチラ
これはまだサンプルなんでロットやサイズの印字はないですが、本番は印字も入り、古着との違いがわからないレベルのクオリティーに仕上がっております。
また当時の印刷技術を再現する為に、インク溜まりやカスれ等も表現
さらにさらに、縫製方法も当時を研究し、再現。
この時代以前は一筆描きと呼ばれる、帯端縫いと繋げて縫っていたんですが、
このモデルは上下環縫いという事もあり、後付け仕様。
わざと紙パッチから離れた場所から縫い始め、グルっと一周した後3針ほど重ねて終わり。
返し縫いは一切なし。
今は色々な心配から重ねの距離が長かったり、返し縫いをしたりなんですが。。。
でも、いかにも効率化っぽい雰囲気。
計算された適当さ。。
オーラあります
まさにインダストリアルデザイン
アーカイブ第一弾のバックスタイルに相応しい物が出来ました。
皆さん是非、後姿で語って下さい!!!!
次は縁の下の力持ち『織りネーム&品質表示』です。
これもヤバい
ではでは
コメント
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