どもっ
またまたやってきました小ネタの話。
今回は前回の織りネームに続きまして、ピスネームのお話
ご存じとは思いますが、ピスネームとは通常右のバックポケットの左側に取り付けられている
ブランドネームを指します。(某アメリカブランドでは赤タブや黒タグなんて言い方もしますが…。)
紙パッチに次ぐ、バックスタイルの顔ともいえるディテールです。
↓それがコイツッ
そもそも何故『ピスネーム』と呼ぶかなんですが、
ジーンズがアメリカで生まれて着用されていた時代は、バックポケットにピストルを入れていた
事から『ピスポケット』と呼ばれていました。
その『ピスポケット』につくネームなんで『ピスネーム』というわけです。
…そのままでしょ(笑)
まずジーンズ好きであればここでコダワるポイントが材質
古着などを見てもわかると思うんですが、クルっと丸まってるんです。
これはレーヨン製による為、縮率が大きく何度も洗う事でクルっと丸まってしまうんです。
↓こんな感じ
古着の雰囲気
しかもこれ全レーヨン製(赤だてと呼ばれる、赤に染めた縦糸を掛けて、赤糸の横糸で織る。文字もレーヨンの白糸)
最近では結構希少なものなんです。
よく耳にするレーヨンネームは白のレーヨンにポリエステルで文字を入れて、ネームになった状態で
後染めで色を付けたものが一般的。(文字部分はポリエステルなんで染まらず白く残る)
ただそうすると赤レーヨン糸で織り上げたものと比較すると色の経年変化の仕方が全然違うんです
やはり綿で出来たデニムに一番相性が良いのは全レーヨン製なんです。
サイズ・文字・織りも全て完全復刻
小さなディテールであっても手を抜きません。
これがBIGJOHNの物作りです。
小ネタも⑨までくれば、結構細かい部分までわかっていただいたと思いますので、
次回は遂に生地の詳細に迫っちゃいましょうか?
乞うご期待
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