僕は昔から鼻が利きます。
といってもお金関係にはまったく縁がなく、古着の嗅覚だけに特化したものですが。
先日、その嗅覚にビンビンひっかかる会社のとある場所を発見。
以前から「あそこにはなんかあるな・・・」と思っていたんですが、当分社員も出入りしていないところだったので、いつか時間をたっぷり準備して片っ端から捜査してやろうと思っていました。
そして満を持して捜索開始。
すると水脈を掘り当てたように出てくるわ出てくるわ!ビッグジョンのお宝級の古着達が!
でも長年湿気のあるところに置かれていたせいか、生地が湿気を吸って重たい・・・
ということでとりあえず当分のあいだ日陰干し。
「こんなの二度と出てこないな」という古着がザクザク。
社内でもその存在を知る人はそういないであろう幻の「McHIDE」ブランド(1968年)のパンツもついに出てきました。
この他にも当時の雑誌類や写真なども発見。
整理し分析するのもちょっと時間がかかりそうです。
また近日中に分析後、アーカイブルーム行きです。
こういう社内の資料・古着整理をしていると毎回思うことがあります。
たぶんこれら段ボールに封をしたのはすでに社内にはいない引退されたOBの方々。
想像するに当時の社員が「いつか誰かがこれを使うだろう」という気持ちがあって封をしたはず。
いらないのであれば処分してしまうでしょうし。
時が経って僕らがその封を開けた時、当時のその気持ちがフワっと感じる時がよくあって、「この日が来るのをずっと箱の中で待っていた」というような表情で迎えてくれます。
時を超えてのバトンタッチ。
しっかりと受け取りました。つなぎますよ次に。
最近のコメント