いつもBJブログを御観覧いただきありがとう御座います、東京スタッフ Suwaki です。
私、まだまだデニム歴の浅く 弊社一最年少なのですが、そんな私がBIG JOHNに入り 感じた事を綴らさていただきます。
タイトル:「個人がハンドメイドでジーンズ1本を作るのは無理?!」
これにも様々な解釈があるかと思いますが、今回は商品レベルでのジーンズという事で。
ハンドメイドというと数年前から話題のキーワードになり、 小物に留まらず 洋服までもを新調する上級者さんもいる程で、
更に、そのハンドメイド技術を生かして ネット通販で稼いでいらっしゃる方なんかもいるほどですね。 私もハンドメイドは好きです。
しかし、5ポケットジーンズを個人で作っていらっしゃる方は滅多に見受けまれません、
私が服飾学生の時にも デニムジーンズを作ろう!っといった課題があり、その時の作品もまだ残っています、、実に酷い物です。。
そして、この会社に入り 壮大な設備で生産される本物のジーンズメイクを見ることが出来たのです。
先ずは、主に各パーツの縫合に用いる工業用本縫いミシン↓
一般家庭にはなかなかないであろう工業用タイプのミシン、 この本縫い工業用ミシンのなかにもデニム用といった力の強いミシンを用いるのです、学生時代はスーツ用の工場ミシンだったので、デニムの重なった部分などはトンカチで叩いて頑張って縫っていました。
続いて、随所の補強に用いるカンドメステッチ↓
洋服に関心のない人は、 よく見れば付いているね!でもなんだコレ? という程度だと思います、
しかし、このカンドメにも糸色、カンドメの横幅、縫い間隔の密度など、補強としての役割とデザインの一つでもあります、
そして、カンドメだけを縫うミシンが存在しているのです。
今回のブログでは、設備の紹介は以上にします・・・ 全て書こうと思えば もはやブログでない域になってしまうので・・・ (*_*;
まとめて言うと、ジーンズはディテールの数だけ設備があると言えます、それだけ特殊な生産背景になっており、
なお且つ、設備を使いこなせる熟練縫製師がいなければ本格的なジーンズが生まれる事はありません。
入社し、この背景を知った時は、実に工業的で奥深く単純な物ではないという ある意味ショックに感じた事を覚えています。
人の温もりがある、工業製品 「ジーンズ」 ・・・何か良くないですか?(^^)
end
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