BIGJOHNBLOGを閲覧の皆様いつもありがとうございます。
今週は日本全国20度を超える良い陽気で、一気に夏モードですね。町ではTシャツ、短パンコーデで軽装シーズンですが、
当社は2016年秋冬の展示会を盛況のうちに終わることができ、一安心しているところです。
本日は、引き続き、秋冬の商材提案をしている、他社の展示会2社にお邪魔してきました。
1社は「某IVY老舗ブランド」様、もう1社は来年50周年を迎える「BIGJOHN」ブランドを
ファブリックの面で長きにわたり支援頂いている「クラボウグループ」様の展示会でした。
他社の展示会はなぜか苦手な、はい!こんばんわ!東京STAFF森田です。
2社とも今後の取り組みのお話ができたり、素晴らしい製品に触れることができ、とても充実した時間を過ごせました。
ありがとうございました。今後のお話しはまた製品の開発時にご紹介させていただきますが
今回、我々のルーツを示してくれる「あるもの」を拝見できました。
「あるもの」とは、我々が商売道具として利用させていただいている、スワッチ(デニムの生地貼り).その43年前の物が「コレ」↓です。
生地の束をめくっていくと、「KD-8」とシールの貼られた生地を発見!
ご存じの方はもうおわかりですね~、1973年に初登場した、純国産BIGJOHNファーストモデル「M1002」のベース生地「KD-8」です。
製品ではこの生地を見たことありましたが、糊の付いた「生」は初めて!!!とても感激ですたい!
さらに、アテンドいただいたマーケティング室長の加藤様に当時のこの生地にまつわるお話しをしていただきました。
加藤様は、当社の大先輩デザイナーの吉村氏(75年入社)の学校の先輩で、クラボウ時代の後輩(ややこしい笑)とのことで、
当時の大変参考になり、面白いお話しをしていただきました。ありがとうございました。
そのなかで、特に気になった点、スワッチが帳面になっている点を質問してみると、今までBIGJOHN社で語り継がれていた話、
「KD-8はクラボウ社でKD-1からKD7まで試作を重ね、8番目に開発した糸KD-8が初めてデニム生地ベースの生地にできることに
成功して、いち早く、BIGJOHN社がそれを採用し、日本初純国産JEANSの生産に着手した。」と聞いていましたが、
間違いであるという事実に気付かされました。
スワッチ帳の表紙に生地の品番リストがついています。なんとKD-7の生地もあります。これは2/1の織のデニム生地で、
ワークパンツを想定して、作っていたそうです。また、他にもスワッチ帳には、ライトオンスや、ヒッコリーなど、様々なアイテムに
汎用できる生地が揃っており、1973年に国産デニムを量産するにあたり、ようやく量産にこぎつけた感はなく、
当時のファッションシーンを意識して、満を持してリリースされていたのですね!
スワッチはJEANS生産の一番初めに決めなければならない、ベースの素材を選ぶカタログの様なものです。
さすが、マーケティングのクラボウ社!先人のさらなる偉業に頭下がりっぱなしです!!
時は流れて、2016年、43年後のRespect For M1002 現代の「M1」
今年リリースされた[M1」シリーズにもクラボウ社の生地におせわになっております。
生地品番は「KD-76」!!43年の時を経ていますが、クラボウ社では開発当時よりこの品番をシリーズ化し、絶やすことなく、
開発し続けているとのことです。JAPANデニムとして、他にキャッチアップされることない「M1とKD」最強のコンビですね!
http://store.bigjohn.co.jp/fs/jeans/c/M1
このスワッチ帳は現存するものはこの1冊しかないとのことです。JAPANデニムの黎明期に活躍したこの帳面に
また会えるといいな~
また、明日も展示会いこうかな~
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