どもっ
じゃぁ今回のネタはコインポケット編
前回になぜ僕が好きなディテールといったかなんですが。。。
1973年は供給が追い付かないほどジーンズがバカ売れしていった時期で
BIGJOHNは『どうすればもっと早く、もっと多くのジーンズが作れるか?』という
開発をした時期になります。
その為、数々の新設備や新仕様が生み出されていった。
もっとも代表されるのが、環縫いと二本線ミシン
この二つの登場で1973モデルの特徴が形成されていくわけなんですっ
それとコインポケットはどう関係があるんだ?っと言うと
実はコインポケットは大きさが小さいのと独特の縫い仕様の為、
本縫いミシンによる一筆書きなんです
どういう事かというと、全体的に縫製が均一にキレイになっている中で
唯一Hand Madeによる部分で、縫いが歪んでいるんです
こんな感じ↓
僕が一番好きな部分の『一針ずらし』だったり。
この上の写真の右下部分の内側のステッチが一針行き過ぎて強引に戻って縫うというのが
『一針ずらし』。ミスじゃないです。仕様書通り
ポケット口部分の三つ巻きも縫い代が異様に残ってるんです。
本番生産のパンツもほらっ↓
ホント古着のパンツを見るとこのコインポケットに様々な特徴が出てるんで
楽しいんですよ
コインポケット萌えぇ~です
ちなみにBIGJOHNではコインポケットの事を昔から『時計落し』という名称で呼んでいます。
多分コレBIGJOHNオリジナル用語?だと思います。
実はこの小さいポケットはジーンズが生まれる前のトラウザー時代から懐中時計を
入れる為のポケットとして『Watch pocket』と呼ばれていました。
それが腕時計の普及で懐中時計を使わなくなり、そのポケットに小銭を入れ出した事から
『コインポケット』と呼ばれるようになりました。
ここからは推測ですが、当時BIGJOHNは『Watch Pocket』をそのまま日本語に呼び直して
『時計落し』という名称にしてしまったんだと思います。。。
皆さんもドンドン使っていって、一般用語にしていきましょう
Everybody say TOKEIOTOSHI~
次回も引き続き縫製&仕様編
マニアック過ぎて引いてません?
大丈夫です??
僕気持悪く映ってます????
まっ…いっか
コメント
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