どもっ
前回に次回予告した通り今回は釦の紹介。
この釦、コダワリ満載なんです。
ではまず、釦の歴史から。。。
始まり(1967年)は5スター×月桂樹だったんです。←まだオリジナルが作れなかった時代。
1970年に初めて、BIGJOHN刻印の入ったオリジナル釦が完成
当時はモリト社製によるもので、丸みを帯びているのが、特徴
1975年に今のエッジの効いたYKK社製になります。
材質も最初は鉄製の銅メッキでしたが、鉄材の価格の高騰や検針の問題で
徐々に真鍮(亜鉛と銅の合金)MIXへなり、現在のオール真鍮製に変わっていきました。
今回は1973年の釦を完全再現
↓コチラ
まずリベットと同じくムラ酸化
それとコダワったのが、このプレス
絶妙のカーブ感。(当時はプレス技術がまだ未熟だった為に甘いラインを描いている)
キテるでしょ?やばいでしょ??
↓裏面はこんな感じ
実は仕組み自体が全然違うんです。
今の物は↓こんな感じの足を突き刺して、上で先が潰れて止まっているんです。
でも昔の方は足が↓こんな感じ
で、釦の裏面を突き破って、二本の足が互いの方向に曲がって固定するんです。
通称『クロウリベット』
鳥が獲物を捕らえる際の爪(クロウ)のカタチからそう呼ばれています。
ここでワンポイントアドバイス
古着の釦がどっちの足かを見分ける方法
横から釦を見て、首が太いのが、クロウリベット。
細いのが、一本足なんです。
そうやって古着を探してみるのも楽しいかも
そして、もちろん本体もプレス面も足も全て鉄製。
『制作秘話』
実はこの釦、コダワリすぎた為、一度本番用に上がってきたものを全ボツにして
再度生産していただいたという裏話付き。
…っホントすいませんYKKさん
今回の無茶な開発をご協力いただいたYKKさんには感謝しっぱなしです
巨大企業の底力見せてもらいました!!
ではでは
次回は何のお話をしようかなぁ~
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