どもっ
今回から超マニアック編突入しちゃいます
…っというわけで前回の宣言通り、縫製&仕様を紹介。
結局ここが物作りの要になってくるところ
ここでのコダワリがオーラとなってにじみ出てくる
まずは
☆1973年の縫製&仕様の大きな特徴
・ジーンズ需要が膨れ上がっていった時代なので、量産効率を考えた様々な仕様が生まれだす。
・設備投資により、縫製がHand Madeからインダストリー化していく。
・アメリカにはない日本独自のデザインが折り込まれていく。
などが挙げられます。
では具体的に説明を。。。
基本的には70年代から二本線ミシンを使用しだしているので、バックポケット口やポケット付け等のダブルステッチがキレイになります。(それまでは本縫いによる一筆書きが主流)。
バックポケットの角に『おにぎり』といわれる三角形のステッチが出来るのもこの時代の大きな特徴。
角に針目が一針ずつはみ出てるのがそうです。
物によってはキレイに三角になるものやそうでないものがあります
さらに上の写真を見て、お気づきの方もいらっしゃると思うんですが、
下側の縫い代が異様に多いんです。
これは当時様々なサイズのポケットを一つのパターンでこなしていた為、残った分が大きな縫い代になって折り込まれていたんです。
このような時代背景とリンクした特徴がガンガン入り込んでいるんです。
楽しいでしょ?
全ての事には必ず『理由』があるんです。
ぜひ手に取って、そういった発見をしていって下さい。
もしわからない点があれば、ドンドンコメント下さい
もし古着でもそういった『?』があれば一緒に悩みましょう
次回は僕がこのパンツで一番好きなディテールのコインポケットの縫製の紹介
マニアック率120%
コメント
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