どもっ
あっ仕上げの大事な部分であるフラッシャーの紹介がまだでしたねっ
っという事で今回はジーンズのお化粧
フラッシャーの紹介ですっっ
この開発も大変だったんです~
なぜかというと。。。
1967モデルや1968モデルはデッドストックがあったので、フラッシャーも当時のズバリの物があったんですが、
この1973モデルはデッドストックの状態の物が無いんです。。。
当時はバカ売れ時代で売ればすぐになくなる状態。
なので、売れ残りが非常に少なく、ほとんどの物が穿かれた古着状態なんです。
それに加え、今回のARCHIVEシリーズを見てもわかる様に、当時はすごい短サイクルでマイナーチェンジ
や仕様変更やデザインチェンジを繰り返した為、ピンポイントにこの時期の物を
見つけ出すのは非常に難しい作業なんです
フラッシャー作りはここから始まりました。
ドンっ↓
ぐぐーーーーっと寄って
こんな小さな写真しかなかったんですぅ
あとこれも参考にしました。
ドンっ↓
移行期(推定1972年)のFLAREシルエットM2002のフラッシャー!
ただ写真を見る限り、シルエット名のあたりの箔押しの色が違う様な。。。
…しかし、これしか資料がないのだからこれでいくしかないっ
っということで、この二つを手掛かりにフラッシャー作りをスタート
まず、当時の印刷技術や材質などを分析。
当時を完全再現
で、当時を知るベテラン社員に見せ、確認。
しかし出る言葉は
『う~ん。。。こんな感じやったなぁ~。。。?』
みたいなスッキリしない答え
そらそうです。
誰が37年前の商品(しかもフラッシャー)をそんな細かく覚えていますか
しかもこの当時デザインをマイナーチェンジしながらかなり長く続けたんです。
なんで細かい違いが各年代ごとにあるんですが、大体は一緒なんです
そんなこんなで、モヤモヤしていた時。
ちょうど開発から2ヵ月経ったくらいだったかなぁ~。
お客様から
『こんなデッドストックを発見したんですが、、、』
との一報が画像付きで
キタァーーーーーーーーーーーっっ
超グッドタイミング
nagamineと二人で鼻の脂が画面に付く位に顔を近づけて、マジマジと確認
『ゲッ結構違うやん。。。』
そうです。
写真も移行期だったんです。
大急ぎで修正作業に
最後に加工のジーンズに雰囲気を合わせる様に、手モミをかけてデッドストック感を出して完成
それがコチラ↓
ちなみに余談ですが、
つい最近、会社の上司が当時の付属をキレイに空気に触れないようにファイルを上から掛けた
資料集を持っていた事が判明
そこにあったのは残念ながら1972年の物だったのですが、箔の部分がキレイな金色だったんです
きっと、No.1を意味するんだと思われます。
しかし、経年変化や人の手の脂による酸化で黒ずんで、今回のフラッシャーのような色になる様です。
次はデッドではなく、キレイな状態を復刻したいなぁ~と
制作意欲が湧いてきたshimadaでした
これだけの思いがこもったフラッシャー
捨てずに保管して下さいね
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