現在急ピッチで進めている新アーカイブルーム。
今まで「アーカイブルーム(仮称)」としてきましたが、社内での呼び方も「アーカイブルーム」といつの間にか統一されてきたので、もう正式にこれでいこうとなりました。
名前を「資料室」とかしてしまうと日本人にしか通じないし、なんかグローバルじゃない。
ここはやっぱり世界基準で「ARCHIVE ROOM」でしょう。
部屋のドアにも看板が掲げられました。
「ARCHIVE ROOM」の文字は、70年代実際にビッグジョン広告等で使用されていオリジナルレタリングを使っています。
そう言われると味のある文字に見えてきませんか?
そして部屋を組んでいく時に、「普通に整理された部屋だと魅力ないよなー」と感じていて、単に資料を陳列する部屋にだけはしたくありませんでした。
過去をまとめただけの部屋ではなく、現在そして未来へと時間が常に流れていくような空間に仕上げたい。
そこで意志のある部屋を目指すために、ひとつテーマを掲げることにしました。
それは「もしもビッグジョンの古着屋さんがあったら」という架空のストーリーで、そのショップ名は「BIG JOHN USED CLOTHING STORE」。
このアーカイブルームに入った人が、「BIG JOHN USED CLOTHING STORE」という古着屋に入ったような感覚を覚えてくれたら、きっとディスプレイしている古着も一段と魅力を増すことでしょう。
什器も実際にとあるショップで長年使われていた年期の入ったものを運んできました。そのテーマに沿って、部屋づくり(=店づくり)をしていくと、作業のはかどること。
2/21日のブログで「第一段階として桜の咲く頃までには一度組み立てていきたい」と書きましたが、なんかやり始めたら怒濤のペースで進んでしまい、気がつけばそれなりに形になってきました。
ただ、やはり所蔵点数がハンパじゃなく多く、整理しながらディスプレイをしていくのに四苦八苦。(いつの間にこんなに点数が膨れ上がっていたのか・・・)
現在の進行状況は、野球で言えば7回の表に突入したところでしょうか。
この途中段階でもすでに何名か社外の人が出入りしていますが、数人の方が、「ニオイがするね」と言ってくれました。
これは、古着の集まった「嗅覚としてのニオイ」という意味だけでなく、「何かこの部屋には宝物がありそうだと予感させるニオイ」の意味もあるそうです。
いわゆる鼻が利くというやつですね。
この空間に足を踏み入れて、そう感じてもらっているということは、今のところいい感じにいっている証拠だと信じて、7回の表からの終盤戦を頑張りたいと思います。
本社のとある一室に居を構える新アーカイブルーム(工事中)へようこそ。
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