BIG JOHN BLOG [日本初のジーンズNBメーカー「ビッグジョン」公式ブログ]

復刻

年に２回のお楽しみの雑誌

「SHOES MASTER」   VOL.13   2010  SPRING/SUMMER

早速購入して熟読中

 

この中に今回の表紙にもなっているニューバランスのM1300復刻についての裏話が掲載されていました。

詳しく実際に見てもらうとわかるのですが、簡単にいうと・・・

「復刻」という観点から、シューズに求める「完璧」の日本人とアメリカ人の相違

が書かれてました。

現在の最高技術を注ぎ込み、最高のものを作ることに逆行したかたちで

いかにオリジナルに近づけるかという「復刻」

今回のビッグジョンのARCHIVEシリーズの「復刻」

同時期なのでついつい思いをかぶらせて読んでしまいました。

  

70thアニーバーサリーモデル ブック完成

Lightning 5月特大号をご覧になられたでしょうか？

４人のアーティスト達が70thアニバーサリーモデルについて対談を行なっており、いよいよ発売間近のカウントダウンが切られたような気分です。

そんな中、各パッケージに入れるアニバーサリーブック も出来上がってきました！

 

１２ページにわたってビッグジョンのヒストリーやアーティストの紹介などが載っています。

ちなみに表紙を飾っているのは、70年代実際に使われていた段ボールで、２年前ぐらいだったか、先輩パタンナーと一緒に香川県大浜工場の跡地から見つけて持ち帰ったものです。

忘れ去られたように工場の片隅に残っていたこの段ボールも、まさかこんな記念モデルの表紙に抜擢されるとは思ってみなかったことでしょう。

画像では読み取れないと思いますが、段ボールに鉛筆で「大浜」という文字が２箇所書いてあります。

70thアニバーサリーモデルを購入された方は、そのあたりもぜひ注意して見ていただければ、より当時の空気を感じていただけると思います。

苺一会 －いちごいちえ－ 春のデザートバイキング

 

春はおいしい出会いの季節・・・

ということでデザートバイキングに行ってきました。

場所はホテルグランヴィア岡山

何種類あったのか分からないくらいいろんなケーキがありました

これでもほんの１部です

このデザートバイキングは４月３０日まで開催してるみたいです

店の外では並んで待っている方もいたので、予約はした方がいいですね

どれもおいしくて大満足でした

ケーキ１つ１つは小さいので、色々な種類を楽しめるのですが、

やっぱり甘いものはそれほど量は食べられないです
  
 
 
 
 
 

WORLD WORKERS VOL.3

 

どーも！！

ぶっちぎり連載企画WORLD WORKERS。

VOL.3 いきます。

今回はWORLD WORKERSを企画する上でのアイデアソースについて

 

VOL.3 ROOTS

まずこのWORLDWORKERSの元となるワークカテゴリー

掘り下げればどんだけでも掘り下げれる。ほんとに奥が深いです。

そんな歴史がしっかりあるカテゴリーだけに

当時の雰囲気や仕様、商品から感じる匂いはしっかり押えていきたい。

それを今のフィットやファッションに昇華させて提案出来ればと思っています

 

ワークウエアの資料は古着や当時のカタログなどなど様々ありますが

今回は【写真集】について。

・当時の労働者の写真を集めた写真集で1900年初頭のもの

・WORLD WORKERSのテーマであるヨーロッパに絞ってあるもの

・出来るだけ仕様や生地まで見えるもの

そんな写真集をずっーと探していましたが…やっと見つけました

全てを満たす、一冊を

 

La France industrielle

1890年～1950年までのフランスの色んな工場やそこで働く労働者の写真集。

高価な物でしたが思い切って購入しました

内容がかなり濃く、当時の雰囲気や着こなしなど参考になる事がぎっしり詰まっています。

 

 この写真だけでもなんかめちゃくちゃ雰囲気があるでしょ。。

フランス語の本文は完全に理解不能ですが…

当時の機械や工場内の風景もかなり味があります。

次回シーズンの企画をする上で、こんな資料も見て当時を感じつつデザインしています

 

そんな2010年秋冬企画のWORLD WORKERSは

WORK,MILITARY,CLASSICと大きなテイストで提案します

９月から随時店頭に並びます

 

新生WORLD WORKERSを提案して三年目に入り

街でもたまに着用してもらっている人を見かけます

価格は決して安いとは言えない値段です、嬉しい限りです

この日本で生産した、良い品質の渋い商品を

お客さんの【今の気分】にあったアイテムで展開していけるよう心がけていきます

BIG JOHN社の日本製ワークブランド、WORLD WORKERSを

今後とも宜しくお願いしますね

 
定番のPAITER PANTSは六角形のバックポケットと長方形のブランドネームが

アイコンです。

Made in U.S.A.

どもっ

お久しぶりです。

LAから帰ってきました

いやぁ～やっぱり日本とアメリカって全然違いますねっ

色々大変でした。

でも良い物出来そうです

まずは工場の写真から

ドーーーーーンっっ

体の大きい人が多い

なんだかカッコイイんですよ。

後向きにキャップ被って、ガム噛んで、イヤフォンで音楽聴いて…

アメリカンだなぁ～コノヤロー

そして上を向くと

星条旗がズラーーーーっ

愛国精神がハンパねぇ

使いこまれたユニオンスペシャル。

日本では縫い子さんって女性の方が多いんですが、

アメリカではデニムは重いので、男性の方が多いそうなんです。。。

当然縫い以外の仕事もあるので、女性の方もたくさんいるんです。

んで、休み時間になると、どの国でも同じでおばちゃん達が集まって楽しそうに

お話タイム

そこに見慣れない物が、、、

ピンクやオレンジのとてつもなくデカイぷるぷるの物が。

僕を見つけたアメリカおばちゃんが

ニコッと微笑みかけながらくれました。

…何コレ？？

すかさず『プリンだよ！』

違うっ

プリンってこんなんじゃない

恐る恐る食べてみると、あんまり味がない

完全な肩スカシ

コレが出川哲郎先生だったら、甘ぁぁぁ～って叫ぶんだろうが、

僕は

気取った顔で

『サンキュウ』

完全なカタカナ英語でイキる日本人嶋田２７歳。。。

次に行った洗い工場で

面白い物を発見

デニムのパイプ椅子

カッコイイ

…でも、堅牢度は大丈夫なのかなぁ～？？

あっ

みんなジーンズ穿いてるから問題ないのかっっ

ってな感じのアメリカでした。

細かい詳細はちょっと載せる事は出来ないんですが、

出来あがったジーンズ(1967PROTOモデル)が全てを語ってくれるはずです

乞うご期待

ちなみに

この日のお昼ご飯

『何食べたい？？』

と聞かれ

『ローカルな皆さんが食べてる物が食べたい！！』

とお願いすると

メキシカン料理屋さんに連れて行ってもらいました

ボリューム満点

コレをトルティーヤで巻いて食べる最高っっ

そらっこんなおいしくて量が多いもん食べまくってたら、体大きくなるわなぁ～

ジーンズが暖簾のうどん屋

倉敷市児島の衣食住。

「衣」はジーンズ。

「食」はうどん。

なんとそのコラボが実現した姿を発見！

 

児島稗田交差点にあるうどん屋「大起」の暖簾。

暖簾の両脇にメンズのジーンズとレディースのジーンズが掛かっていました。

ちなみにメンズのジーンズ（手前側）はビッグジョンのテーラードでした！

ご主人曰く、最近発行された「風と海とジーンズ。」に掲載されてから飾るようにしたそうです。

観察していると、来る人、来る人、写メを撮っていました。

アレ？児島の「住」は？

「ANNIVERSARY」BOX製作中！

70周年記念の「ANNIVERSARY」  BOXセット の

パッケージ製作が進行中です。

今日はパッケージの印刷のチェックで、

倉敷市にある「中桐紙器株式会社」の工場へ行ってまいりました

まず ROCKIN' JELLY BEAN さんのBOXの校正が上がり、

とてもいい！

その後、

印刷機に掛かっているところです。

↓

このあと抜き型でまわりがカットされる予定。

工程はさかのぼりますが、

これが印刷の元になる版下です

↓

これは Kads MIIDA さんのもの。

透明のビニール状のベースに、樹脂でイラストのラインの版をつくります。

(盛り上がっている部分が樹脂)

これにインクをつけて１色ごとに刷ってゆきます。

MIIDAさん分は、色の出方が予想とは違い、

   ↓　できあがりはコレ。

これも絶妙の刷りあがり！

完成がますます楽しみになってきました 

WORLD WORKERS VOL.2

   

さてさて、新連載WORLD WORKERS。

コンスタントに更新を心がけていきますよ

今回は、新生WORLD WORKERSの核となる 【シームレス仕様】について

 

VOL.2  SEAMLESS WORK PANTS

 
 
 WORLD WORKERSのパンツで一番大きな特徴と言える脇に縫い目のないこの仕様。

08AWシーズンより定番の仕様として継続しています

元は下の写真のUSEDワークパンツがベース。

 

あまり目にした事のない脇シーム無しの仕様とシルエットと

ユーロワーク独特の生地の雰囲気に惹かれて古着屋で購入しました。

Baumwolle 100%という表示が書いてある事からドイツ製であると推測されます。

 

ここからこのワークパンツをベースにシルエットを作っていくのですが中々苦戦しました

このパンツ、シルエットも面白いのですがウエストが非常に大きくこのまま製品には到底出来ない。。

シルエットの良さを損なわない程度に寸法を変化させ

現代的なアレンジとして裾にかけて少しテーパードする寸法を出しました。

 

そしてここからはメンズパタンナーKAMIJO氏の腕の見せ所

脇が繋がっているので内股のみでシルエットを調整しなければならない難しい型でしたが

そこはさすが、レディース, DICKIES, メンズと経験を積み、数々のパターンを手掛けたパタンナー。

何度かの試作サンプルを重ね、今のこのシルエットを作り上げてくれました

KAMIJO氏の持つストリート感,少しワルっぽい雰囲気もこのシルエットに出ていると思います。

他にもパーツごとの地の目の取り方や、ディティールなど随所に拘りの詰まった一本です。

 

この一本を軸にWORLD WORKERSでは、当時の労働者が着用していたかのような

味のあるネップデニムや、独特のアタリ具合のでる製品染めでのカラー物などを展開。

この辺りも後々に説明させてもらいます。

 

シームレス仕様によっての独特のゆったりとしたシルエットと、穿いていてストレスを感じない穿き心地

是非一度、お試しください

TOP10入り

以前のブログで書いた坂本冬美さんが唄う「また君に恋してる」が49週目で21年ぶりにTOP10入りしたそうです。

【オリコン】坂本冬美のシングルが49週目で21年ぶりTOP10入り

やはり僕以外にも多くの方がボディーブローにきていたようで。

小ネタ⑳&②

どもっ

今日は縫製について。

1973JAPANモデルの紹介の中でも、時計落しを中心に縫製の紹介をしましたが、、、

今回もまずは時計落しから

まずは定番の耳使い

コレはもうセルヴィッジデニムを使用しているジーンズなら当たり前。。。

…気付きました？

そう

普通はポケット口に使用しますが、

ポケットの側面に使用しているんです。

当時は耳に何の価値も見出しておらず、ただ効率良く生地を取ろうとした結果、

この様に使われたという感じ。。。

でも今見てみるとコレが逆にキュンポイントに

しかもこの形

もん凄っ

ペチャンコなんです。

当時は一つの型を利用して折りで形を作っていたので、たまにこういった折りすぎの

イビツな物が出来上がるんです

でもこの形がなんともいえず、オーラ放ってます。。。

続きましてぇ～

スレーキ

これっ

面白いですよっ

どーーーんっ

コレが前ポケットを覗き込んだ写真

わかります？

じゃあ、わかりやすく引っ張り出して

どーーーーーーーーーんっっ

っそう

何とポケット底にスレーキも耳を使用しているんです

これによって当時仕様していたスレーキを織っていた織機や生地巾が浮かび上がってきます

しかも、ここに耳が来るという事は、必然的にスレーキの地の目(生地の向き)が横向きなんです。。。

※通常は縦向き。

実はコレ

何の意味もなく。

時計落しの耳と同じく、ただ効率的にスレーキを取っただけ。。。

更にキュンキュン

ちなみに1968FIRSTモデルも袋縫いはしっかり『縫い上げ』仕様です

最後にBIGJOHNの代表的なディテール

M3にも使われているんですが、

コチラ

帯下の環縫い終わりに打つ、カン止め

この仕様は効率と補強を兼ね備える素晴らしいディテール

ホントに当時から考え抜かれた、仕様の数々に関心させられっぱなしです。。。

改めて、ビッグジョンすげぇ～なぁ～

ちなみに明日からアーカイブの最終兵器1967PROTOモデルの生産に伴う打ち合わせや

工場視察、指導の為アメリカに行ってまいります

本場の技術がどんなもんかキッチリ確認してまいります

その写真もまたUPしますので、お楽しみに

では…