どもっ
今日は縫製について。
1973JAPANモデルの紹介の中でも、時計落しを中心に縫製の紹介をしましたが、、、
今回もまずは時計落しから
コレはもうセルヴィッジデニムを使用しているジーンズなら当たり前。。。
…気付きました?
そう
普通はポケット口に使用しますが、
ポケットの側面に使用しているんです。
当時は耳に何の価値も見出しておらず、ただ効率良く生地を取ろうとした結果、
この様に使われたという感じ。。。
でも今見てみるとコレが逆にキュンポイントに
しかもこの形
もん凄っ
ペチャンコなんです。
当時は一つの型を利用して折りで形を作っていたので、たまにこういった折りすぎの
イビツな物が出来上がるんです
でもこの形がなんともいえず、オーラ放ってます。。。
続きましてぇ~
スレーキ
これっ
面白いですよっ
どーーーんっ
わかります?
じゃあ、わかりやすく引っ張り出して
どーーーーーーーーーんっっ
何とポケット底にスレーキも耳を使用しているんです
これによって当時仕様していたスレーキを織っていた織機や生地巾が浮かび上がってきます
しかも、ここに耳が来るという事は、必然的にスレーキの地の目(生地の向き)が横向きなんです。。。
※通常は縦向き。
実はコレ
何の意味もなく。
時計落しの耳と同じく、ただ効率的にスレーキを取っただけ。。。
更にキュンキュン
ちなみに1968FIRSTモデルも袋縫いはしっかり『縫い上げ』仕様です
最後にBIGJOHNの代表的なディテール
M3にも使われているんですが、
コチラ
この仕様は効率と補強を兼ね備える素晴らしいディテール
ホントに当時から考え抜かれた、仕様の数々に関心させられっぱなしです。。。
改めて、ビッグジョンすげぇ~なぁ~
ちなみに明日からアーカイブの最終兵器1967PROTOモデルの生産に伴う打ち合わせや
工場視察、指導の為アメリカに行ってまいります
本場の技術がどんなもんかキッチリ確認してまいります
その写真もまたUPしますので、お楽しみに
では…
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