先日、倉敷児島にあるレストラン「ワーゲン」にて衝撃の出会いがありました。
こちらがそのワーゲンです。>>地図
オーナーの片山氏が熱狂的な車ファンということで、店名も「wagen」。
「フォルクスワーゲンが好きなのかな」とずっと勝手に思い込んでいたのですが、この場合は「wagon」で一般的な車全般を指す意味だそうです。
フォルクスワーゲンも好きらしいのですが、一番好きなのはMITSUBISHI 500だそうで、あまりの好きさに20年前に愛車の写真集まで出されたという逸話を持ちます(スゴすぎ!)。
エントランス部分のガラスにもルパンが街で乗り回しそうなカッティングシートが。
そして食事をしていて、ふと店の奥の方を見ると、なんかどこかで見たものが・・・
こ、これは もしや!!??
幻のポスターじゃないですか!
往年のビッグジョンファンなら分かると思いますが、初代EXTRAの宣伝ポスターです!
しかもちゃんとパネル化していて、保存状態も良好。これはバイクとジーンズが一緒になってひとつの宣伝広告となっているというビッグジョンの名広告として語り継がれているもの。
遠くから見ると、ジーンズの広告ではなく、間違いなくバイクの広告にしか見えないこの潔さ。
バイクの上に書かれた文章はEXTRAについてのことが書いてあり、左上にちっちゃくEXTRAが載っているのがわかるでしょうか?
そしてポスターに目を奪われていると見逃してしまいそうでしたが、下のガラスケースの中には片山氏が当時外国へ行って買い集めたというカーグッズが。こちらもかなりのレアものばかり。
そうこう話をしていると、僕がビッグジョンの人だということになり、片山氏と意気投合。
「いやぁ〜ずっとビッグジョンファンでね、EXTRAは今でも穿いているよ。今作ってないのあれ?復刻したら?」とありがたいお言葉をいただきました。
で、さらに初代EXTRAが我がアーカイブルームにないので、今度お貸し出しいただけることになりました!
ほんとにありがとうございます。
で、さらに話は膨らんで、オーナーの愛車 MITSUBISHI 500が展示されているという展示ルームへ招待されました。
入ってみるとそのスゴさに圧巻・・・
なんだこの空間・・・こんな秘密基地があったなんて・・・
奥に置かれたMITSUBISHI 500が2台。さらに壁面には版画やポスター。ガラスケースの中には当時の車雑誌やMITSUBISHI 500の取り扱い説明書などなど。
まさに片山氏の趣味志向が収められた部屋でした。
もともとは、喫茶店に使っていたところを改装し、今の資料室に変えたそうで、よくみると椅子やテーブルは当時使っていたものを利用しているので、どこか懐かしい雰囲気を漂わせていました。
さらに面白いのが当時使っていたジュークボックス。
インテリアとしても抜群の存在感を醸し出していまして、選曲できる歌が最後使われていたままになっていました。
ビートルズなどの洋楽に始まり、安全地帯、チェッカーズなど、その当時のままのレパートリーが泣かせます。
さらに外へ出て、片山氏が「これビッグジョンにどう?」って勧めてくれたのがこれ。
なんとアルファロメオのジープ型!しかも今もまだ動くという現役車!
この独特のフォルムもすごいけど、ワイパーが手動ってすごすぎ。(っていうかどうやって雨天の日に運転するの?)
さらにヘッドランプの網ですが、取り外し可能で、なんと魚や肉を焼いて使うそう。さすが軍用車。
「まだ走れるこの車ってのは日本ではこれ1台くらいじゃない?」と片山氏がおっしゃいましたが、たぶんそうかも。こんなんで児島走っていたらかなりの注目度を浴びること間違いなしでしょう。
「ビッグジョンが使うなら格安で譲るよ」とおしゃってくれて、お値段を聞いて確かに欲しい・・・。カラーリングもビッグジョンのベースボールマークを彷彿とさせるレッドカラーだし。
というか僕にお金さえあれば個人的に買いたいです。。。(宝くじ当たらないかな〜)
とりあえず後日また伺って、片山氏が長年愛用しているEXTRAを借りてきて、デジタルアーカイブに掲載したい思います。
クラシックカー好きな人、昭和好きな人、ユニークメニューが好きな人、ビッグジョンが好きな人、ぜひ一度来店を!
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