穿き込みコンテストに続々と参加していただきありがとうございます☆
今回はBIG JOHN製品なら何でもOKということもあり、いろいろなジーンズでの参加が楽しいですね。
さて僕がこの秋から穿き始めたのがM1 KURO2。
ビッグジョンのラインナップの中では比較的珍しいブラックジーンズです。
前回の最後でKURO2の色のことについて触れましたが、その秘密が今回明らかに!?
KURO2を開発するにあたってポイントになったのが染色方法。
通常のデニムやブラックデニムとは異なり、経糸を染色する際に一度インディゴに染めてから、さらに黒の染料(硫化染料)で染め上げるという特殊な工程を行なっているのです。
経糸の断面を図解するとこんな感じで。
KURO2の経糸はご覧のように[黒][インディゴ][中白]という三層構造になっています。
穿き込むことによって経糸の黒染料が落ち、インディゴで染められた部分が表に出てくることによって、インディゴとブラックが交じりあう不思議な色落ちを見せます。
そこからさらに穿き込んでいくと、中白が顔を出してきて、BLACKとBLUEとWHITEの複雑で魅力的な色落ちを見せてくれるのです。
また緯糸も色落ちする特殊な反応染料で染められているため、経糸の色落ちとともに徐々に退色していく特長を兼ね備えています。
硬く穿きにくいとされるブラックジーンズですが、この手法を用いることによって比較的柔らかくしなやかな生地が実現可能となりました。
緯糸も黒の反応染料で染められているために、一見するとブラックデニムではなく「カツラギ?」と思えてしまいますが、れっきとしたブラックデニム。
しかし決して真っ黒というわけではなく、奥底にインディゴが眠る〈インディゴ ブラック〉という表現の方が近いかもしれません。
微妙にインディゴのブルーが見えるのがわかりますでしょうか?
経糸の染色はRAREでもご協力いただいた坂本デニムさんに開発を依頼。
RAREと同じように素晴らしいBJオリジナルの経糸が完成しました。
三層構造の色落ちは果たしてどのようになるのか?
今後をお楽しみに!
勉強になりました(`_´)ゞ
今後の色落ち楽しみにしております。
投稿情報: pikax | 2012/11/10 21:16
穿いてもう少しで一ヶ月になりますが、所々でアタリが出始めました!
アタリが出てくると、やはりインディゴが少しずつ顔を出してきています。
全体的にそれが顕著になるまで待ち遠しいですが、今後もレポートしていきます。
投稿情報: BJ NAGAMINE | 2012/11/12 09:31
KURO2を購入させてもらいました。
M1KURO2の特性上いきなり洗濯する方が良いのでしょうか?
それとも少しはいてからの方が良いのでしょうか?
投稿情報: Hdy | 2012/12/30 15:21
KURO2のご購入ありがとうございました。
好みにもよるのですが、そのまま穿かれたほうが良いかと思います。
12ozで穿きやすいので、洗うことなくそのまま穿いて、三ヶ月後くらいに洗濯をするのが目安かと思います。
投稿情報: BJ NAGAMINE | 2012/12/31 18:37