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2009/12/03

コメント

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鬼頭伸治郎

1983年、10月に初めてアメリカへ行きました、その時穿いていたのがEXTRAだったように思います、価格は¥8000円代ではなかったでしょうか、ロサンジェルスのショッピングセンターでアメリカ人の店員さんにとても良いジーンズを穿いていると絶賛されましたのを覚えています、日本よりアメリカでの方が有名なのかと思いました。

ナガミネ

デジタルアーカイブ初コメントありがとうございます。

そうですね、80年代からアメリカ・ヨーロッパでの輸出も始まり広く販売されていましたので、
今でもある程度の年代であれば外人でも「オレも昔穿いていたよ」という人が多いですね。

また、ロスには世界的にも有名なセレクトショップ「フレッドシーガル」があって、そこにもBIG JOHNのジーンズを卸していたので、ショップスタッフなどの人達にも広く認知していたのかもしれません。

ちなみにかのラモーンズのメンバーも鮎川誠さんからビッグジョンのジーンズをもらった時にビッグジョンを知っており、すごく喜んだという話を鮎川さんから聞き、僕らも嬉しく思いました。

罪と真実

こんちには
現在BLACK LABELのROO5を穿いていて、自分が通常穿くサイズのW32でぴったりな感じですが
初期レアデニムのR001・R002の場合結構ゆったりめで股上も深いので
1インチサイズを落としても大丈夫なような気がします。
生地もBLACK LABELのほうが厚くて硬めな感じですよね。

ナガミネ

レア生地も初期のものと後期のものとでは、だいぶ質感が違うんですよね。

シルアルナンバーから初期のものが割り出せるそうなので、レアジーンズを選ぶ時にはシリアルナンバーを見ながら選ぶというのがポイントです。

RARE BLACK LABELはタイトめで、股上もやや浅めなので、本当はレアデニムのような縮率の大きい生地は向かないんですが、そこをやってしまうのがビッグジョン。

現在企画中のNEW RAREは、これまでのレアとはまた違ったジーンズになりそうなので、ぜひご期待ください☆

ごろう

初めまして、私の履いているレアジーンズR001のシリアルナンバーは29
XG0680となっています。
中の織りネームもクリーム色(ベージュ?)で別のレアジーンズの画像とは違うモノです。
この情報だけで初期、後期がわかるものでしょうか?
お教えていただければ幸いです。

今日、JAPAN MODEL M1002の裾のように解いて、自分なりの1本にすべくこれからもガンガン履いていくつもりです。
NEW RARE期待しております。

ナガミネ

ごろう様。

ご質問ありがとうございます。

おおよその年代についてですが、シルアルナンバーでわかるようになっております。

ごろう様のレアが「XG0680」となっておりますが、いわゆる中期くらいのものと思われます。

というのも頭文字の「XG」の「G」が生地の製造ロットを示すナンバーで、早く作られた年代ほどこのアルファベットが若くなります。

つまり、「XA」が一番初期のロット生地で、つぎに「XB」→「XC」→「XD」・・・という流れですね。

現在でも一番最初のレアジーンズ、「XA0001」は社内に保管されております。


裾を解いて穿く方法いいですよね!
いざとなればもとの裾に戻すこともできるし、気分を変えたい時など有効な手段だと思います。

NEW RAREもいよいよ10月に登場します。
製作期間2年をかけ、創業70周年の最後を飾ります。

どうぞご期待ください。

ごろう

ナガミネ様
早速、質問に答えて頂き有難う御座います。

私はBIG JOHNひとすじではありませんが何故か手元に残っているのはBIG JOHNなのです。

他のメーカーのものはどうもお尻のラインがよろしくなく結局はBIG JOHNが1番私には合っていますが(笑)

ジーンズを履いてはや36年ほどになります。(年がばれますね)
NEW RAREが最期のジーンズでも良いなという感じです!(永く穿くRARE)
の言葉を信じて、、、、

ナガミネ

確かにBIG JOHNのヒップラインは独特だと思いますね。
伝統的な日本人体型にフィットするパターンが活かされているのだと思います。

NEW RAREは今できうるすべてのことを妥協せずにやり遂げたジーンズだと自負しておりますので、実際に足を通していただければ納得していただけるかと思います。

そういう意味もあって、「永く穿くレア」のコピーにある「ながく」は、「長く(long)」ではなく「永く(forever)」にしてあります。

時間的に長く穿くだけでなく、精神的なものも含めて永遠に穿いて欲しいという気持ちが込められております。

ごろう様にとって思い入れのある1本になりますよう願っております。

マートン

横から失礼します。
約3年ほど前にフラッと入ったジーンズも扱う所謂昔ながらの
商店街の洋品店でレアを発見し、ご主人の「かれこれ20年は置いてある」
との話に惹かれzip仕様の1stレアを購入しました。
でもなぜか裾はシングルステッチ仕様。

それで、今回のナガミネさんのレアのlotに関する書き込みを拝見し
確認してみると「XA 0286」でした。1980年からレアは生産しているとの
事ですので少なくとも80年代製で、僕と同級生くらいなんでしょう。
本当の最初期レアにますます愛着が沸きました。

ナガミネ

マートン様

XAロット発見スゴイですね!

まさか新品のままXAロットが残っているとは奇跡といってもいいかもしれません。
XAロット自体本社にもほとんど残っていないものですし、古着でも見つかることは希です。

そして裾がシングルなのは初期ロットの特徴で、実は後期のロットからはチェーンステッチ仕上げとなっています。

レアの場合、本来ヴィンテージジーンズという概念が生まれる以前に、「日本における最高峰のジーンズを作ろう」というコンセプトから始まっており、裾がチェーンステッチというのは実は縫製の効率を上げるためにもともと生まれた仕様であって、耐久性から考えると実はほどけやすく、シングルの方がベターという考えのもとにそういう仕様になっています。

しかし90年代に入り、古着やヴィンテージに脚光が浴び始め、「裾のアタリ」にこだわりを持つ人が多くなりました。
穿き込むと斜めに走る綱のようなアタリがチェーンステッチ、さらにはユニオンスペシャルで仕上げると良いという定説が生まれ、それが現在でもひとつの基準となっています。

そういう世の中の流れもあって、レアも後期のロットからはチェーンステッチで仕上げるようになったと考えられます。


僕の個人的な考えで申し上げると、レアの場合、初期ロットのようにやはりシングルステッチで仕上げられ、斜めに走る綱アタリではなく、垂直に刻まれるシングル仕上げのハシゴアタリの方がレアには似合っているように思います。

というのもキバタに生じるネジレを数回洗ったあとに戻る特許技術「レンチプルーフ」も、“きっちり”とした日本人の性質をよく表しており、ねじれやほつれを許さない日本のモノづくり美学がそこに見てとれるからです。


今回発売された新レアもその初期の考えを継承し、裾はもちろん、すべてシングルで組立てられております。

語っているとだんだん長文化してきたので、これはまたブログ記事でご説明したいと思います。

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