年も明け、少し間隔があいていたレアジーンズ講座。
今回で7回目に入ります。
長らく引っ張ってきた「1989年の出来事」についてですが、今講座でやっと明らかになります。
7回目のお題は「プライスカード」。
あまり一般的に聞きなれない言葉ですが、ジーンズについている、品番やサイズなどを表記したカードのことです。
では例によって初期レアのプライスカードから。
書体と、矢印の部分に注目しておいてください。
注目したまま後期レアのプライスカードを見ていただくと一目瞭然。
そう、書体が変わり全体的な雰囲気が変わったのと、
なんと言ってもMARUO CORPORAION JAPAN から BIG JOHN CORPORATION JAPANに表記が変わっているのです。
1989年の出来事とは即ち、「株式会社マルオ」から「株式会社ビッグジョン」に社名変更となったこと。
つまりこのプライスカードを見れば、もしくは革ラベルにベースボールマークが入っているか否かで1989年以前に作られたものか、以後に作られたものか判別が簡単に可能となります。
社名が変更となった結果、ジーンズに付属するパーツもそれに呼応して変更せざるを得なくなったわけです。
シリアルナンバーも判別できないくらい穿き込んだレアでも、革ラベルさえ残っていれば、それが1989年以前に作られたものか、以後に作られたものかわかるので、ぜひ古着を選ぶ際にでも参考にしてみてください。
最近のコメント