クラッシックロック史に必ず語られるものに“グラムロック”
というカテゴリーがあります。
今回は、そのグラムロックシーンに一瞬光を放った
シルバーヘッドのキャンプなファッションをご紹介したい!
グラムロックの代表的アーティストは、
デビッド・ボウイやマーク・ボラン率いるT・レックスなど。
グラムロックには色んな評価がありますが、
そのグラマラスなロックスターのファッションとともに、
男は男らしくといった価値観の転換
すなわち
「男が女らしく装っても、かっこよければいいじゃん!」
のような、それまでの価値観を一気に破壊して新たなかっこよさを打ち立てたことではないでしょうか。
ミック・ジャガーやロッド・スチュワートのような大物にもその影響が現れていました。
シルバーヘッドは、そんなグラムロックのブームの最中、
いや、少し遅れたイメージでシーンに登場しました。
フランス貴族の血を引くといわれるマイケル・デ・バレスを中心に結成され、
1972年にファーストアルバムをリリース。
(これは'90年代に出されたボートラ付きCDのスリーブです)
これがデ・バレス。デビッド・ボウイのYAMAMOTO KANSAIデザインのHAKAMAを思わせる
超ワイドベルボトムの、オールインワンです。!
スーパーベルボトムオールインワン!
僕が思う最もグラマラスな
男性のジーンズファッションは、このデ・バレスだと思っています。
これは2'nd albumのブックレットから。↓
向かって右のフトモモにはリボンを巻きつけています。
そして反対側のヒザ部分は、切り替え状に大きめのモチーフを当ててあります。
まさにグラマー!
少し前のヒッピームーブメントの中でもパッチワークのジーンズは出現しましたが、
もっとアーシーな感じです。
そして、僕が最もグラマラスだと思うのがこの着こなしです。↓
タイトなジーンズのウェスト部分にあわせたこの装飾品のようなサッシュベルト。
細いサスペンダーを合わせ、多分goldのチャームがぶら下がっています。
ちょっとまねできないか?でもカッコいいでしょ?
マイケル・デ・バレスは、シルバーヘッド解散後、
'77年に元イエスのメンバーらとディテクティブを結成。
そのまた解散後は、'80年代の初期には、
元セックス・ピストルズのスティーブ・ジョーンズやブロンディのメンバーらとチェッカード・パストを結成。
'85年にはデュラン・デュランのメンバーらと結成されたスーパーバンド、
パワーステーションのツアーに、ロバート・パーマーの代役として起用されるなど、
メジャーとマイナーの間を行き来しています。
デ・バレスの音楽のことにはまったく触れてませんが、
シルバーヘッドは、音もカッコいいですよ!
この本に詳しく描かれています。
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